No.144
が素数として判定される確率を とする.
が素数のときは である.
が のときは で篩にかけられない確率なので となり, のときは で篩にかけられない確率なので である.
が のときは, で篩にかけられない確率であるが, によって篩にかけられないという事象を とすると,
となる. 条件付き確率の公式より,
となり, は で篩にかけられなかったという事象のもとでの で篩にかけられない事象の確率なので, これもやはり となる.
すなわち, が合成数のときは, の と自身を除く約数の数を とすると, となる.
個数の期待値は確率の合計である.
約数の数はエラトステネスの篩を改造して, のときは の項目をインクリメントする方法で求められる.