No.048 C
の最小値を とする.
まず, 最初の 文字は自由に決めていい.
残りの 文字は回文でなければならない. 以下, とする.
異なる について, それぞれの末尾 文字は回文であり, さらに の末尾 文字と の末尾 文字をくっつけたものも回文でなければならない.
ここで長さ の回文文字列 と長さ の回文文字列 をくっつけたときに回文になるための条件を考える. は入れ替えても一般性を失わないので, とする.
は回文であるので, 末尾 文字も でなければならない. 末尾 文字が なので, の先頭 文字は でなければならず, の先頭 文字は でなければならない.
これを繰り返していくと, の先頭および末尾 文字は を 回繰り返したものとなり, 最後に 文字余る. 余った 文字は の先頭および末尾でもあるので, これが一致するためには 文字は回文でなければならない. また, の先頭 文字と末尾 文字も一致する必要があるので, これも回文でなければならない.
また, の場合は, が回文であればいい.
これはユークリッドの互除法そのものであり, このことから が回文になるための条件は,
- がそれぞれ周期 の回文の繰り返しであること
となる.
よって, とすると, 組み合わせの数は,
となる.