No.029 B

左下を原点, 右上を となるように配置し, 反時計周りに角度 () だけ回転させたとする.

このときの幅 と高さは は以下の通りである.

ただし,

である.

を加法定理を使ってまとめると,

となる. ただし,

である.

かつ となる が存在するならノートを収めることができる. 逆に考えると, または ならばノートを収めることができない.

ノートを収めることができない の範囲が をすべて覆っているならば, この箱にノートを収めることができる角度がないことになる.

まずは とすると,

のとき: 存在しない

のとき:

同様に とすると,

のとき: は存在しない

のとき:

よって, ノートを収める角度がある条件は,

のいずれかが成り立つことである.